リリーガーデン小学校

(りりーがーでんしょうがっこう)

キャッチコピー

学びの多様化学校リリーガーデン小学校を令和7年4月に旧山根小学校跡に開校

学校の区分

小学校
中学校
高等学校

運営母体

私立
公立・国立
その他

運営母体

学校法人リリー文化学園

学校の住所

住所:茨城県水戸市全隈町261

団体の連絡先

ウェブサイトhttps://lilygarden-mito.jp/
電話番号029-303-8490
e-mail

学校の通い方の種類

通信制
定時制
全日制

御校では、さまざまな背景や特性(不登校・発達障害・学習障害・対面が苦手な傾向など)をもつ生徒が在籍されているかと思います。そういった生徒が、安心して学び続け、卒業を目指すために、御校が大切にしていること、これまでに行ってきた工夫や対応の例、支援体制などについて、具体的にお聞かせください。

 不登校支援体制を整備し、スクールカウンセラー(SC)を配置することに加え、スクールソーシャルワーカー(SSW)とも連携をとり、教育相談体制の充実を図っています。また、保護者会を定期的(年間10回)に実施し、保護者支援なども充実させています。
 欠席の児童に対しては保護者と共有し、親子で安心できる教育環境の構築を目指しています。
 教職員の配置は、全国でも珍しく常勤SC1名(公認心理士・臨床心理士)、常勤SSW1名と連携するなど、心と学びの安全基地を用意しています。また、生徒10人に対し教員1名を配置し、教員の配置充実による少人数指導を目指します。学習の遅れに関しては、ICT教材(すらら)による学習の支援体制を整えています。

設立した時期

2025年4月

設立のきっかけ

文部科学省では、不登校児童生徒を受け入れる学校を全国に300校設置する計画があります。当学園でも、茨城県内に居住する不登校および不登校傾向にある児童を受け入れるために計画しました。開校は2025年4月で、北関東初の学校となります。開校場所を選定した理由は、小学校の廃校跡で施設として申し分なく、自然豊かな周辺環境を生かした教育課程を計画しているためです。農業体験や地域住民との交流などを通じて、地域への関心や奉仕の心を育むことが期待されます。新設教科として「アウトドアとスポーツ」「アグリカルチャー」「地域とキャリア教育」を導入し、児童の心と学びの安全基地を目指しています。

活動において大事にしていること

学びの多様化学校では体験授業を多く設け、児童の興味・関心を引き出します。教員は、小学校教員免許状に加え、臨床心理士や公認心理師の資格を持ち、児童相談所での勤務経験がある者を配置しています。そのほかにも、不登校児童への接し方や、子どもたちのやる気を引き出す関わり方について、丁寧な対応を心がけています。また、児童の「心と学びの安全基地」を実現するために、保護者会や親子キャンプを年間10回実施し、対話を重視した活動を大切にしています。

これまでの実績と今後について

2025年4月6日に、北関東初の学びの多様化学校として、水戸市立旧山根小学校跡にリリーガーデン小学校を開校しました。開校後1か月が経過し、児童は元気に登校しています。一般社団法人茨城県キャンプ協会と連携したアウトドアの授業では、火起こし体験やテント設営体験など、大自然のなかでキャンプ活動を展開しています。アグリカルチャーの授業では、水戸市少年自然の家や地元農家の協力を得て田植え体験を実施し、秋には地域行事のマルシェで収穫したお米を販売する予定です。

在籍する教員について

在籍する教員は、小学校教員免許状に加え、臨床心理士や公認心理師の資格を保有しています。昨年までは、水戸市総合教育研究所うめの香ひろばにおいて、不登校児童生徒の支援を行っていました。担任を持つ教員の中には、小学校教員免許に加え、教育系大学院で臨床心理学を学び、児童相談所での勤務経験がある者もいます。アグリカルチャーを担当する教員は、元東京都の小学校教諭で、退職後にJAに勤務した経験を持つ農業の専門家です。一般社団法人茨城県キャンプ協会のアウトドア講師は、キャンプディレクター1級の資格を保有し、教育系大学院で野外教育を研究した理論と実践の専門家です。

これから入学する生徒とその保護者に伝えたいこと

当校では、小学校教諭および心理専門の教員を配置しています。教育目標は「自立の心」「創造性」「共生の心」です。新設教科の「アウトドアとスポーツ」「アグリカルチャー」「地域とキャリア教育」において、子どもたちが自ら取り組み、確かな自信を身につけてほしいと考えています。また、課題を見つけて取り組むことで、仲間とつながり、一緒に活動しながら感動を共有します。当校はオープンダイアローグを取り入れ、児童や保護者との対話を重視しています。年間10回の保護者会に加え、親子キャンプも行い、親子ともに心と学びの安全基地を目指します。

写真

このページの更新情報

2025/7/5 当該団体より情報提供
2025/12/13 ページ作成